書類選考に通過したら、いよいよ面接がスタートします。面接はやり直しがきかないため、しっかりと準備してのぞむ必要があります。今回は、面接の前に確認しておきたい準備についてご紹介します。
必ずやっておこう!面接の準備について
面接はとにかく準備が大事です。準備不足で面接を受ければ、面接官にもそれが伝わってしまいますし、もちろん印象も悪くなってしまいます。また、準備というと面接の内容ばかりに気を取られてしまいがちですが、それ以外にもいくつかポイントがあります。面接に当たっては、以下の事柄をチェックして準備していくようにしてください。
①身だしなみを整える
面接では清潔感のある印象を与えることが重要ですので、必ず身だしなみを整えて本番に備えましょう。服装は特に指定がない限りはスーツを着用します。もし「服装自由」の記載がありましたら、原則オフィスカジュアルでジャケットを着用していくようにしてください。続いて髪型については、色は適切か、前髪が目にかかっていないかといった点に注意するようにしましょう。髪が長い方は、すっきりとまとめられるようにしてください。メイクに関しては、濃くなりすぎず、明るい印象に仕上げるようにするのがポイントです。
②持ち物確認
面接当日に持っていくものは、あらかじめ準備するようにしましょう。指定されたもの以外で必要なものは主に以下の通りです。
A4の書類が入る鞄
企業から指定されている書類(履歴書・職務経歴書など)
筆記用具
携帯電話
現金・交通系ICカード
会社案内・会社の場所などのコピーやメモ
ハンカチ・ティッシュ
そのほか企業から指定されているもの(印鑑など)
応募先の連絡先・担当者名のメモ
③オンライン面接の予習をする
最近では、面接をオンラインで行う企業も増えています。もし、オンラインでの面接を指定された場合には、予め使用するオンラインツールの使い方や、ネット環境を確認しておくようにしてください。面接当日に使い方がわからずに遅刻してしまったり、wif環境が悪くなって話が途切れてしまうと、企業側への印象は悪くなってしまいかねません。
④面接会場までのアクセスを確認する
企業の会場にて面接が行われる場合は、必ず自宅からのアクセス方法や所要時間を確認しておきます。面接への遅刻は非常にマイナスポイントになりますので、会場までのアクセスを事前に調べておくことは重要な準備です。万が一、電車などが止まってしまったことを考えて、行き方は何通りも検討しておくのがベストです。駅からは何番出口に出て、どれくらい歩くのか、あわせてビルの名前も把握しておくようにしましょう。また、公共交通以外のタクシーで行くとなった場合の所要時間もチェックしておくようにしましょう。
⑤想定質問を考えて模擬面接をする
面接の準備で、最も重要なのが想定質問を考えた上で面接の練習を行うことです。まずは、面接で聞かれそうなことを書き出して、片っ端から回答を自分で作成していきます。面接で必ずと言って質問される「志望動機」や「退職理由」は、必須で回答を用意しておきましょう。
想定質問ができたら、友人やご家族に面接官をお願いして模擬面接を行ってみてください。面接本番は非常に緊張し「準備どおりにいかなかった…」という声も大きく聞かれます。話す内容はもちろん、声の大きさや姿勢なども意識してみるようにしてください。模擬面接を繰り返し行い、話すことに慣れておくことは面接を成功させる重要な準備と言えるでしょう。
⑥面接官への質問を考える
多くの面接では、終盤に「何か質問はありますか?」と聞かれます。この「逆質問」の場は知りたいことを訊くだけでなく自身のPRにも繋がるものだと捉え、必ず数問は質問を投げるようにしましょう。事業に関して、具体的な業務や働き方についてなど、ホームページでは知り得なかったことをぜひ聞いてみるようにしてください。逆に、ホームページなどに記載してある内容を質問すると、しっかりと下調べできていないという印象を与えてしまいますので、注意するようにしましょう。
⑦面接官についての下調べ
予め面接官がわかっているのであれば、その人について事前に調べておくのも面接成功のポイントになります。会社のホームページや求人ページにて社員のインタビューとして掲載されていたり、検索エンジンで名前を検索すれば外部のメディアのインタビュー記事が掲載されている可能性があります。また、それを読むことで面接官の大事にしているポイント、その人の人柄なども見えてきますので、面接の準備もしやすくなるでしょう。
⑧再度企業・職種についてチェックする
面接では、企業理解を深められているのかも重要な選考ポイントになり得ます。ですので、面接を受ける前には再度企業の求める人材や理念、事業内容について確認しておくようにしてください。また、応募する求人ページも同時に見ておきます。求人ページには、企業が求める人物像や適性などが詳細に書かれているかと思いますので、面接当日はそれに沿って話を進めていくと、面接官にもより効果的に内容を伝えることができるでしょう。
以上、面接の前に確認しておきたい準備についてご紹介しました。面接の準備というと、受け答えの内容ばかりに力が入ってしまいますが、そのほかにも数多くのポイントがあることがわかったことと思います。準備の期間をしっかりと作って、万全の体制で面接にのぞむようにしましょう。