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志望動機はどう書けばいい?ポイントや注意点をおさえて魅力的な内容に!


応募書類、そして面接でも問われるのが「志望動機」です。

求職者がなぜ入社したいのか、どんな活躍ができるのかを企業が判断する重要なものになりますので、しっかりと準備しておく必要があります。

今回は、そんな志望動機を初めて書くという方にもわかりやすく、書き方のコツや注意点などをご紹介していきます。


求職者にとっても企業にとっても重要な「志望動機」

志望動機とは、応募先の企業で働きたいと思った理由とその背景のことを指します。大体150~200字程度で簡潔にまとめるのが一般的です。

ここでは、求職者が企業に「なぜ入社したいのか」「なぜその企業でなければいけないのか」「そこで自分がどう活躍できるのか、何をしたいのか」をアピールし、企業はそこから求職者の熱意やこの企業で活躍できるかを判断していきます。

志望動機は自己PRと混同されやすいですが、後者は自身のスキルや経験など能力をアピールするものです。そこの棲み分けもしっかりとしておくようにしましょう。

志望動機は選考書類に記載するほか、面接でも聞かれる重要なものです。あらかじめしっかりと作り込んでおくようにしましょう。


書く前に知っておきたい!志望動機5つのポイント

志望動機の意味と重要性を理解し、次に知っておきたいのが書き方です。いざ、書こうとしても何から書き始めたらいいのかわからないという方も多いはずです。

魅力的な志望動機に仕上げるために、以下のポイントをしっかりおさえておきましょう。


①企業研究を怠らないこと

志望動機を書く前にまずやっておきたいのが、「企業研究」です。

志望動機では、入社したい理由やなぜそこでなければいけないのかなどを企業に伝える必要があり、それは企業について深く理解をしていなければ書くことができません。また、企業側は、志望動機からその人の熱意はもちろんのこと、どこまで企業理解を深められているのかをみており、そこも選考のポイントになります。ですので、まずはその企業の公式ホームページ、求人情報ページなどをみて、しっかりと会社理念や事業モデル、社風を理解し、自分との関連性を持たせた志望動機を作っていくようにしましょう。


②大切な3要素を忘れずに書くこと

履歴書等の書類で記載する志望動機には、入れておきたい以下の3つの要素があります。


・その企業に入社したい理由

・入社したらそこでどんな活躍をしたいか

・自分の活かせるスキル、経験や知識


「その企業に入社したい理由」では、企業研究で得た情報をもとになぜ自分がその企業でなければいけないのかを熱意を持って伝えることが重要です。そのほかの2つでは、「入社後に活躍できるかどうか」を判断する要素になりますので、それを意識して自分の活かせるスキル、経験や知識を持って今後のビジョンを語れるのがベストです。

また、会社にとってはその人が会社にマッチして長く働いてくれるかどうかもチェックポイントの一つになりますので、入社してどんなことをやりたいのかといった具体的な目標や展望、仕事への意気込みも伝えるようにしてください。いずれも、具体性を持たせて自分ならではのストーリーになるよう工夫しましょう。


③話に一貫性を持たせること

ストーリーを作っていく上で「一貫性」があるかどうかも重要なポイントになります。例えば、これまでのキャリアと企業を選んだ理由に一貫性があるか、ここまでの経験やスキルと今後実現したいことがリンクしているかどうかなどが挙げられます。一貫性を持たせることで、よりわかりやすく相手に求職者の思いを伝えることはもちろん、納得感を与えて選考にも通りやすくなるでしょう。


④企業を志望する理由と、職種を志望する動機は別で考える

その企業に入社したい理由とその職種を志望する理由は、異なるものとして考える必要があります。

両者はどうしても一緒くたになりやすいのですが、ここは別々で書いた方がそれぞれに対する求職者の思いを企業側に伝えることができます。順番としては、なぜその企業に入社したいと思ったかを述べた上で「中でもその職種に選んだ理由は〜」と続けるのが良いでしょう。


⑤熱意を相手に伝えること

志望動機を考える上で、熱意というのは非常に重要な要素です。選考を勝ち抜いていくには、ライバルよりも「この会社に入りたい」「この会社で活躍できる」と自分の熱意を企業側に伝える必要があります。ですので、志望動機を書く上では常にその熱意を胸に自身の思いを書いていくようにしてください。



これはダメ!志望動機を書く上で気をつけたい内容

ポイントをおさえたところで、最後に知っておきたいが志望動機を書く上で気をつけたい内容です。志望動機を作成する際には、以下の点にも気をつけていくようにしましょう。


①企業のスペックにフォーカスした内容

志望する企業の中には「いつもその商品を使っているから」など自分の生活に身近であるが故に興味を持ったものもあるでしょう。ですが、志望動機にそれを織り込むのはあまりベストではありません。というのも、同じような商品や企業規模の会社があればそちらでも良いのでは?と先方に思われてしまいかねません。また消費者視点が強い志望理由は、企業から見ても入社後の活躍する姿を描きにくいという懸念点もあります。ですので、志望理由は、企業研究で得た会社理念や事業モデル、社風を踏まえて自分との関連性を持たせたものを作っていくようにしましょう。


②待遇や条件面だけに魅力を感じている内容

「福利厚生が手厚い」「休暇の種類が多く、取得しやすい」「在宅勤務がある」などの待遇や条件面を志望理由にするのもあまり適していません。なぜかというと、それらの理由を述べても、仕事への意欲を感じられないことはもちろんのこと、会社の都合で仮に待遇や条件が変更になればすぐに辞めてしまうのではないか、と思われかねないからです。もちろんそこを魅力に感じること自体は問題ないのですが、①でも述べた通り志望理由には、会社理念や事業モデルなどで魅力に感じたことなどを織り込むようにしましょう。


③学びたい、教えてもらいたいが主体の内容

志望動機に「〜〜を学ばせていただきたいです」といった内容を書くことは、学ぶ姿勢をアピールするには適した表現であり、決してそれは悪いものではありません。ですが、学ばせてもらいたい、教えてもらいたいといったことに重きを置いた内容では、入社後の活躍のイメージにも繋がりませんし、仕事に対して貢献する意欲が薄いと判断されかねませんので注意が必要です。



志望動機が思い浮かばない!?こんな時どうする

それでも志望動機が書けない!とお悩みの方もいるでしょう。ポイントは企業と自分の接点をとにかく見つけることです。行き詰まった時は、企業分析に立ち返り、その企業を選んだ何かしらの理由を見つけて、志望理由から考えてみましょう。難しい言葉や言い回しを使わず、ありのままの自身の言葉でまずは書いてみてください。その後に、自分がその企業で何をやってみたいかを考えてみましょう。

自分の持っているスキルとその企業が展開している事業で何かリンクするところはないか、自分のこれまでの経験が活かせるところがないか、とにかく自分と企業の合致する点を見つけていきます。そうすることで、少しずつ志望動機が出来上がってくるかと思いますので、思い悩んだときはぜひ上記の方法で再度トライしてみてください。



以上、志望動機の書き方のコツや注意点などをご紹介しました。志望動機は選考書類、そして面接でも必ず問われる重要な質問です。しっかりと企業研究を重ねて、自分だけの魅力的な志望動機を作っていくようにしましょう。


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