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職務経歴書にはどんなことを書けばいい?フォーマット、書き方のポイントをご紹介



職務経歴書とは

職務経歴書は、履歴書と同じく種類選考時に必要になる書類です。ここには、これまでどのような仕事をしてきたか、そこでどのような成果や経験を得てきたかなど自身の実務能力を記載していきます。履歴書は自らの人柄や熱意をアピールするもの、一方職務経歴書は自らのスキルをアピールする書類です。

職務経歴書は記載の自由度が高く、自分でフォーマットを決めて作っていく必要があります。サイズは一般的にA4サイズとし、用紙1〜2枚で企業担当者がみてわかりやすいようにまとめていきましょう。特に指定がない限りは手書き、パソコン作成どちらで準備しても構いません。


職務経歴書のフォーマットは2通り

職務経歴書を書く上でまず知っておきたいのがフォーマットです。大きく分けて2通りの書き方がありますので、それぞれの特徴をご紹介します


①編年体式・逆編年体式

「編年体式」は、最も一般的なフォーマットで、過去から現在の順番で所属企業・部門・業務内容を示していきます。一方、「逆編年体式」は現在から過去の順番で所属企業・部門・業務内容を示していきます。その企業ごとでの自身の活躍を表すことができるほか、キャリアと共にステップアップしてきた様子もわかりやすく伝えることができます。


②キャリア式

キャリア式は、記載順は問わずこれまでの経験を業務内容やプロジェクトごとにまとめる形式です。自身の持っているスキルを主体にアピールしたいということであれば、こちらの書式がおすすめです。


職務経歴書を書く前にやっておきたいこと


職務経歴書の記入を始める前にやっておきたいことの1つ目は自身の「キャリアの棚卸し」です。

先述の通り、職務経歴書ではこれまでどのような仕事をしてきたか、そこでどのような成果や経験を獲得してきたかを記載していきます。まずは、どの企業でどんな仕事に就き、何をしてどんな経験や成果を得たのか、を考えてみましょう。成果に関しては、具体的な数字があるとより分かりやすく先方に伝えることができますので、その点も書き出してみてください。

また、応募する企業について改めて研究をしておくことも忘れずに行いましょう。職務経歴書は、企業が求める人材、応募する職種に合わせて職務経歴書をカスタマイズしていくことも重要なポイントです。しっかりと特徴を捉えておき、職務経歴書に反映できるようにしておきましょう。


職務経歴書の書き方ポイント

それでは、ここからは職務経歴書の書き方、ポイントについて順番に説明していきます。


①日付と名前

日付は、右寄せにして、記入した年月日を書き、その下に自身の名前を記入するようにしてください。


②職務要約

まずはじめに、自身のこれまでの職歴をまとめた「職務概要」を書いていきます。ここは、この後に続く職務経歴の概要を200字程度でポイントを抑え、簡潔に書くようにしましょう。職務経歴書の冒頭の部分になりますので、この先読み進めたくなるような魅力を詰めた内容にするのがおすすめです。


③職歴

ここでは、ここまで勤めた企業の概要、雇用形態を記載します。ここでは、これまでどのくらいの規模の企業に勤めてきたのか、どういう業界で働いてきたのかを企業側に一覧で明らかにするために記載します。


④職務経歴と内容

職務経歴書の中で最も重要なのが「職務経歴」です。ここでは、一般的なフォーマットである「編年体式」で書く場合を説明します。職務経歴では、それぞれの経歴ごとに「主な業務」「主な実績」を主軸として書いていきます。その他あった方が良いと思う情報に関しては、追記して構いません。いずれも正しい情報を掲載すること、そして限られた字数で最大限どんな仕事をしてどんな成果を挙げたが具体的に記載していきましょう。実績に関しては、数字などがあるとわかりやすく先方に伝えることができます。



⑤活かせる経験・知識・技術

ここはでは、ここまでのキャリアの中で得たスキルを書いていきます。文章ではなく、箇条書で書いていく形式でも問題ありませんが、具体的にどんなことができるのかを添えるようにしてください。例えば、パソコンのスキルであればそのソフトの名称だけ書くのではなく、それを用いて何ができるかまでを書くようにしましょう。


⑥資格

ここでは、自身が保有する資格や免許を記載します。履歴書同様に、取得時期と名称は正しく記載するようにしてください。


⑦自己PR

ここは、持っているスキルや強みをどのように応募する企業で活かせるかを書き、自らをアピールする箇所です。

いくつかある場合は小見出しをつけてわかりやすくまとめるなど、先方に読んでもらいやすくなるような工夫をしましょう。また持っているスキルとあわせて、自身の特性や人柄を表すようなエピソードを一つ入れるのもおすすめです。そうすることで、能力と人柄の両軸で自身のアピールできるため、より魅力的な自己PRに仕上げることができます。


選ばれる職務経歴書作成のポイント

ここでは、上記の基本的な書き方を抑えた上で、より魅力的な職務経歴書に仕上げるためのポイントをご紹介します。


①具体的な数字で実績を書く

自分をアピールする上で、ついつい「目標を達成することができた」「こんな風に成長できた」と抽象的になってしまいますが、自らの実績を表す時には明確な数字を用いて説明することでより根拠のある内容に仕上げることができます。ですので、「XX%アップ・改善した」「XX%コストカットができた」などなるべく定量の成果を記載するようにしましょう。


②応募先の求人に合った内容にする

選考の上では、企業が求める人材であるかという点が非常に重要視されます。ですので、書類選考時もその目線で内容をチェックされることを念頭に、内容を応募先の企業、応募する求人に合った内容に仕上げるのが良いでしょう。


③見やすいレイアウトで作成する

企業の採用担当者は、多くの職務経歴書を目にしますので、その中でも読みたくなるような魅力的な書類に仕上げなければなりません。ですので、内容はなるべく要点を抑えて簡潔に書く、長い文章になる時には小見出しをつけてそこに何が書かれているかがパッと見てわかるようにするなど、レイアウトに工夫を凝らす必要があります。


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知っておきたい!職務経歴書記入のNGルール

手書きで職務経歴書を記入する場合は、黒色のボールペンを使うことが基本です。鉛筆、シャープペンシル、消せるボールペンを使うことはNGです。書き間違えた場合には新たに作成しなおしましょう。ただどうしても書き直すことが難しい場合は、二重線を間違えた箇所に引いて、訂正印を押すようにしてください。

また、職歴があるにも関わらずあまりにもあっさりとした内容で終わっていると、準備ができていない、志望度が薄いと判断されてしまいかねません。しっかりとこれまでのキャリアを振り返り、魅力的な職務経歴書の作成に努めるようにしましょう。


職務経歴書の提出前にチェックしておきたいポイント

記入も終わり、いよいよ提出できる状態になったら、以下の点がしっかりと守られているか今一度チェックするようにしましょう。

  • 西暦(2000年など)と和暦(令和2年など)が混在していないか

  • 規定のサイズ(A4)で作成されているか

  • 枚数は1〜2枚(多くても3枚)に収まっているか

  • 誤字脱字はないか

  • 会社名、資格・免許は正式名称で書かれているか

  • 提出先の企業を指す言葉に「貴社」が使われているか

  • 書き間違った箇所を修正テープなどで訂正していないか

  • 未記入の欄がないか


以上、職務経歴書の書き方、抑えておきたいポイント、注意点についてご紹介しました。履歴書に比べて職務経歴書は自由度が高いので、人によっては作成に時間がかかる場合があります。それぞれ書き方を抑えておくことで、スムーズに作成することができるかと思いますので、早めに準備をしておくようにしましょう。


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